hello KAZ
あけましておめでとう
今年はぜひどこかで一緒に演奏しよう!
KAZと演奏できる時間はいつもいつもスペシャルです!
この上ない緊張感の中に、足跡のない果てのない雪原のような全方向の自由を感じます。
また あの気持ち味わいたいよ。
『最強のふたり』 観たよ〜
日本で公開された頃観にいったはずなんだけど
内容が全く思い出せなくて。
改めて観たけどとてもいい映画だね!
こういうの男の友情っていうのかな??
ちょっと憧れるんだよね。。
僕はあまり人とつるめなかった一人行動の青春時代を過ごしてきて
そのまま今に至るから
こんな風にちょっとずつ自分の内を相手にさらけ出しあってお互い歩み寄って
絆が結ばれて 友情!みたいなのめちゃくちゃ憧れるんだよね、、
だから観ていて自分重ねてみたりするんだけど。
だけど俺あんな風に気の利いたことできるかな? って
夜中に街に連れ出してお茶できるかな?
話聞いてる間に寝るな絶対、、
睡魔に勝てる気がしない、、
そういえば君の前でも寝たことあるね。。
もう自己中まっしぐらで、、返品不可の完成品
『他力』
ニューヨークで何十年とやり抜く上で
一人で切り抜けてきたことは数限りなくあるんだろうね
その孤独な戦いの時間は、想像しても想像しきれないのだろうな。。
僕の弾き語りの場合はどうなんだろ
僕はできるだけその場にいる人やオーディエンスに関わってもらおうとするかもしれない
時には手拍子や掛け声もらったり もしくは会場のセッティングを自分でやって
できるだけ聞き手と距離を近づけあってわざと緊張感作ったり
時に舞台を真ん中に客席を360度の円形にしたり
カフェのキッチン脇など、演奏者によってはノイズと思われるような音が混じる
状況にあえてして 一人だけで完結する空間にならないようにするかもしれない。
突然起こった出来事から選曲を変えたりね。
思った通りの音がするのってやりすぎると僕は飽きちゃうんだ
それにそんな風にまじまじと聞いてもらえるような高度な音楽でもないしね、、
伝えたい事ってのはそこにとどまる物体なのじゃなく
日々色を変え鮮やかになったり移ろったり呼吸する瞬間の事だからさ
思いも寄らない人の気配や音を出来事を使って曲に混ぜ込んで自分も思ってもみなかった曲になったら
嬉しいなと思ってるよ。(それにしても日本の会場ってちょっと音も空間も完璧すぎるばしょが多くて、たまに息苦しくなるんだよね
もっとバカになりたいんだけど、決まり事や規制が多くて遊びにくい。。)
僕にとっての一人はたくさんに囲まれてはじめて現れる場所なのかもしれない。
ハナレグミって場所も初めの頃からどんどん変わってきてる。
初めはスーパーバタードッグってバンドから離れて(その意味からとってのハナレグミじゃないよ。よく言われるけど)
一人でも百人とでもやれる自由な場所と思って始めたんだけど
やってくうちに一人でなんとかせねば! ハナレグミが?自分が?今考えてる事??
みたいにどんどん追い詰まってきちゃっていたんだ。
そこにきて大きな地震とか自分の人生でも大きなことが続いてだいぶしんどくなってきてしまった時もあったんだけど、
まさにこの数年『他力』を意識するようになってきていて
曲作りやライブなど沢山の人の意見や発想を借りて
形にするのが今は楽しくなってきてる。
自分の中では使い古した発想でも、新たな人との交わりによって
また輝きをもって放てることもあるんだね
僕が最近考えてるのは
時間をかけて使って変化してきた 『声』 かな
最近歌っていてふと思ったのが
前よりも今の声の方がぴったりな曲があるんだよね
それに出会えた時はめちゃくちゃ嬉しい!
自分の声がこの先もどんな風に変化していくのか?それによって
またどんな歌が歌えるようになるのか?楽しみになってきてるよ
そしてどんな風に歌が終わるのかも大切な気がするんだ。
『終わる?』
歌って終わりに向けて歌ってる気がするんだよ
消えるからこそ歌になるんだと。
だからこそ人の中にとどまろうとする力が備わる気がするんだ
音と音の消えて鳴り出す間とか、そして音が鳴り止んでからも受け取った相手に残る、反響しているものが歌なんじゃないかなって。
そう思ってがんばってるんだけどね。
だからさ 話題のAI美空ひばりっていう発想は僕はがっかりしたし嫌だったな、、
もう終わりが来ないんだって。。
時間をかけて歌うことの奇跡が失われる気がしたよね。
NYでは話題じゃない?
wao! 今回最終回なんだよね?
二回だけだけだったけど
手紙を読めるのはとても楽しみだったよ
KAZの文章はタップ後の君みたいに毎回汗かいてるのが最高!!!
この先も楽しみにしてるよ。
僕からのおすすめ映画はフランスのアニメ
『イリュージョニスト』
もうね KAZ君観たら絶対泣いちゃうよ。。
僕はこの手の切ないおじさんが主人公物映画大好物なんだ!
切ないストーリーなんだけどその心模様を取り巻く
街角や安宿の部屋に差し込む光がとっても美しい。
いつどんな時にも世界は光を放っているんだな
何一つ言葉で確認し合うことはなく
家族は物音で会話しているんだと教わったよ
だだひたすら娘に愛を捧げるおじさんの姿に胸が締め付けられる
この映画見てると早く年取りたくなる、、
けど!!
いやいや、、まだまだやるど〜〜〜〜今を味わうど〜〜〜〜!
と心の拳を立てるのでした。