目次
「アイスクリームから広がる映画の世界」
【前編】(30分)
「はじめましてとアイスづくりと」
ー今回つくるアイスは、この映画に登場!
ー簡単!「水と空気と大地と火のアイス」づくり
ー最近観た、気になる映画のはなし
ー映画館とおうち映画、それぞれの醍醐味って?
【後編】(43分)
「おやつのアイスと映画のはなしと」
ーアイスクリーム仕上げ!
ーこぼれ話:コンビニアイスアレンジ
ーアイスを美味しく撮影するコツ!?
ー映画に登場する「美味しそう!」な食べ物は?
『ジョゼと虎と魚たち』『パルプ・フィクション』ほか
ーアイスクリームを食べながら観たい映画はコレ!
ーおうち映画、どうやって楽しんでる?
ー映画とものづくり
※後編で土谷さんがお話ししている映画『スーパーマン 第三の要塞』は、正しくは映画『スーパーマンⅢ/電子の要塞』です。
今回お二人で作った、土谷さん考案の「”ある映画” に登場するアイス」はこちら↓
「水と空気と大地と火のアイス」
映画『リアリティのダンス』で、「水と空気と大地と火から出来ています」と言いながら売られているこのアイス。映画の中ではバニラアイスクリームのような見た目なのですが、「水と空気と大地と火」からできているアイスって、どんなものなのか想像しながら作れたらいいなと思いました。
「水と空気と大地と火」はお菓子や料理の材料を抽象的に表す単語だと考え、「水」は「生クリーム」、「空気」は攪拌する・混ぜるという工程で取り込まれるもの、「大地」は地から成る命というふうに考えて「果物」に、「火」は「心に火を灯す」という捉え方で「スパイス」と、それぞれを素材に置き換えています。
「大地」と「火」は、作る人が「水と空気と大地と火のアイス」とはどんなアイスクリームなのか? というのを想像して材料を選べるようにしたので、好きな組み合わせで作ってみてください。
(土谷未央)
◎アイスクリームレシピ◎
【空気】攪拌 できるだけたくさん
【大地】果物 下記より1種類選択
・パイナップル(缶詰)360g+砂糖 20g(ローズマリー)
・チェリー(缶詰)360g+砂糖 50g (シナモン/クローブ)
・みかん(缶詰)360g+砂糖 20g (ミント/シナモン)
・黄桃(缶詰)360g+砂糖 20g (ジンジャー/フェンネル )
・バナナ 360g+砂糖 60g (ジンジャー/シナモン)
・イチゴ 360g+砂糖 60g (シナモン/クローブ/ミント)
※()内は果物との相性がおすすめのスパイスです。
※果物の分量は一般的な果物の缶詰1缶分の量です。
【火】スパイス 下記より一種類選択
・ローズマリー(粉もしくはドライのホール)
・シナモン(粉末)
・ミント(生もしくはドライ)
・ジンジャー(粉末/生の場合はすりおろして使う)
・フェンネル(粉末/シード)
・クローブ(粉末/ドライのホールの場合は粉砕して使う)
それぞれひとつまみ程度(お好みの量で良し)
・ゴムベラ
・フリーザーバッグ(密封できる食料保存袋)
・円筒形など、口のせまい縦長の容器(ハンドブレンダーに付属されている計量カップ)または分量に対して小さめのボウル(材料を入れたとき量(かさ)が高くなるように)
・計量器
・アイスクリームディッシャー(あれば)
◎つくり方
- 1.くだものをざっくりと潰し、砂糖と一緒にフリーザーバッグに入れる。(缶詰の場合はシロップも少し一緒に。)
- 2.くだものが凍ったら、フリーザーバッグの上から手で揉みほぐす。
- 3. 口の狭い縦長の容器(ハンドブレンダーに付属されている計量カップ)または分量に対して小さめのボウルに生クリームを入れ、ハンドブレンダーで7〜8分立てぐらいに泡立てる。
- 4.泡立てた生クリームに2とスパイスを入れ、ハンドブレンダーで3分ぐらいと長めに攪拌する。
- 5.全体的に混ざったら、器にラップをかけて冷凍庫で2時間程凍らせる。
- 6.冷凍庫から取り出し、再度ハンドブレンダーで攪拌する。
- 7.5、6の作業をあと1回ほど繰り返し(フワッとしたアイスにしたい場合は、この作業を多めに。)、3時間ほど完全に凍らせたら器に盛って完成。
- ※ハンドミキサーを使う場合は、1のところでくだものを細かく切っておく。
●「アイスクリームと映画のはなし」を終えて●
今回の音声を聞いてくれた方が「水と空気と大地と火のアイス」をおもいおもいに作る姿をもうすでに妄想しています。(オンライン世界のどこかで見つけることができたら最高だ)
○おまけのはなし○
今回、会話の中で大変盛り上がった、海外の映画によく登場する「チェリー」の話題。確かに、日本ではあまりチェリーのお菓子は一般的ではないですよね。映画を観て、様々な国の食べ物に興味が沸くのも、映画の醍醐味です。
さて、福富さんはこの対談後、美味しいチェリーのアイスを作って食べることはできたのでしょうか? 次回は、是非「チェリーパイ」をお二人に作ってもらいながら、楽しい映画のお話をしていただきたいですね!