菊次郎の夏

小学３年生の正男は、祖母と暮らしていた。ある夏休み、写真でしか見たことのない母に会いにゆく事を決意した。それを心配した近所の主婦は、無職でブラブラしている自分の夫である菊次郎を同行させることに。嫌々引き受けた菊次郎は、少年との旅もいい加減なものだった。だがそんな２人の間にもやがて交流が生まれ、ついに正男の母と対面の時を迎えるのだがーー。