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【PSポッドキャスト#12】荻上直子監督×有賀薫 その2

「食」が印象的な映画は?

誰かの記憶に残る映画体験を通して、映画の新たな魅力を発信する番組「PINTSCOPEポッドキャスト」。
#11に引き続き、最新作『川っぺりムコリッタ』が公開中の荻上直子監督と、PINTSCOPEでコラム「心においしい映画とスープ」を連載中のスープ作家・有賀薫さんをお迎えして、「食と映画」についてお話を伺いました。

「食が印象的な映画」は?

トークゲスト
監督
荻上 直子
Naoko Ogigami
1972年、千葉県生まれ。1994年に渡米し、南カリフォルニア大学大学院映画学科で映画製作を学び、帰国後に制作した自主映画『星ノくん・夢ノくん』がぴあフィルムフェスティバルで音楽賞受賞。2004年に劇場デビュー作『バーバー吉野』でベルリン国際映画祭児童映画部門特別賞受賞。2006年『かもめ食堂』が単館規模の公開ながら大ヒットし、北欧ブームの火付け役となる。映画『川っぺりムコリッタ』が9月26日から公開。
スープ作家
有賀薫
Kaoru Ariga
1964年生まれ、東京都出身。スープ作家。ライターとして文章を書く仕事を続けるかたわら、2011年に息子を朝起こすためにスープを作りはじめる。スープを毎朝作り続けて10年、その日数は3500日以上に。現在は雑誌、ネット、テレビ・ラジオなど各種媒体でレシピや暮らしの考え方を発信。『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』(文響社)で第5回レシピ本大賞入賞。『朝10分でできる スープ弁当』(マガジンハウス)で第7回レシピ本大賞入賞。その他の著書に『スープ・レッスン』(プレジデント社)、『有賀薫のベジ食べる!』(文藝春秋)、『私のおいしい味噌汁』(新星出版社)など。5月13日に新刊『有賀薫のだしらぼ すべてのものにだしはある』(誠文堂新光社)が発売。

FEATURED FILM

『川っぺりムコリッタ』ポスター画像
© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
『川っぺりムコリッタ』
山田(松山ケンイチ)は、北陸の小さな街で、小さな塩辛工場で働き口を見つけ、社長から紹介された「ハイツムコリッタ」という古い安アパートで暮らし始める。無一文に近い状態でやってきた山田のささやかな楽しみは、風呂上がりの良く冷えた牛乳と、炊き立ての白いごはん。ある日、隣の部屋の住人・島田(ムロツヨシ)が風呂を貸してほしいと上がり込んできた日から、山田の静かな日々は一変する。できるだけ人と関わらず、ひっそりと生きたいと思っていた山田だったが、夫を亡くした大家の南(満島ひかり)、息子と二人暮らしで墓石を販売する溝口(吉岡秀隆)といった、ハイツムコリッタの住人たちと関わりを持ってしまい…。図々しいけど、温かいアパートの住人たちに囲まれて、山田の心は少しずつほぐされていく―。

荻上直子監督、有賀薫の「心の一本」の映画

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