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新年から景気がいい!
●『HiGH&LOW THE MOVIE』(2016)
私がおすすめするのは、『HiGH&LOW THE MOVIE』です。2022年にはシリーズ7作目が公開され、まだまだファンを楽しませてくれているHiGH&LOWシリーズ。今作は、2015年から始まったドラマをベースにした、HiGH&LOWシリーズの劇場公開作であり、HiGH&LOW THE MOVIEシリーズの第1部でもあります。
今作を観たことがない人も、EXILEのHIROさんが企画プロデュース、EXLIE TRIBEメンバーが総出演しているとことをご存知の人も多いのではないでしょうか。
実を言いますと、私はEXILEやEXLIE TRIBEなどをはじめとしたLDH所属のアーティストへの造詣が深くなく、そのためHiGH&LOWシリーズの作品が公開されても、当時はあまりチェックはしていませんでした。
ですが、編集部の安達友絵さんをはじめとした周囲の映画好きの知り合いから、徐々にその評判を耳にするようになり、興味を持ち始めました。また、会社の同僚にHiGH&LOWシリーズが詳しい人がいたので、色々きいてみたところ、ドラマ版は観ていなくても大丈夫とのこと。
いざ観てみると、魅力的なキャラクター設定や、登場人物それぞれが抱えている熱い想い、ド派手なアクションなど、まさに「映画の魅力」がてんこ盛り! EXLIE TRIBEメンバーはもちろんのこと、窪田正孝さん、林遣都さん、井浦新さん、YOUさん、小泉今日子さんなどなど、超豪華出演陣がさらに作品を盛り上げます。今作を観終わったあとは、二作目、三作目とシリーズをどんどん制覇していき、あっという間に全シリーズを観終えてしまいました。
HiGH&LOWシリーズは、家族や友達と一緒にワイワイしながら観るパーティームービーとしても、一人でかぶりつくようにして観る映画としてもぴったりの、 出演陣もアクションも景気のいい、まさに新年一本目として大変ふさわしい作品です。
現在、各種動画配信サービスで観ることができますので、この年明けにぜひご覧ください!
(鈴木隆子)
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「自分の可能性」を支えてくれるもの
●『ビリギャル』(2015)
年始におすすめする映画は、有村架純さんが主演を務めた『ビリギャル』です。塾講師の坪田信貴さんによる著書「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の原作を映画化。偏差値30で学年ビリの女子高生の主人公が、慶應大学への受験合格を目指す姿を描いた作品です。
私が本作を始めて観たのは、大学1年生の元旦。当時、自分は蕎麦屋でバイトしており、年越し蕎麦を売るため、大晦日に働いていました。バイトを終えてから夜クタクタになって帰宅し、いつの間にか眠ってしまったようで、気づくと年が明けていたのです。
「映画でも観るか…」と思ってテレビをつけると、本作が録画されており、何気なく観始めると、疲れも相まってかボロボロと泣いてしまった記憶があります。
金髪パーマに化粧、ピアス、ミニスカートという出で立ちの勉強とは無縁なギャルの主人公が、「慶應大学への受験合格」という目標ができたことで、日々葛藤しながらも努力を重ねます。「自分の可能性を信じる」主人公・さやか。そして、さやかを支える家族や塾の先生、励まし合う友達。そういった「さやか」と「周りにいる人たち」との関係性が、その時の私の胸に響きました。
自分も、映画を観た前年は、主人公と同じく受験生でした。本作を観て、当時を思い出すと同時に、その時は気づけなかった周りの人の想いを感じることができたのです。
サンボマスターさんによる『可能性』という主題歌もとてもおすすめなので、本作とあわせてぜひ聴いてみてください!
(鈴木健太)
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前を向いて…心新たに
●『マイ・インターン』(2015)
年始におすすめする映画は、アン・ハサウェイとロバート・デニーロの共演が話題となった『マイ・インターン』です。
アン・ハサウェイ演じる主人公・ジュールズは、ニューヨークでファッション通販サイトを運営する会社のCEO。ある日、ジュールズの会社にロバート・デニーロが演じる70歳のベンが、シニアインターンとしてやってきます。若い人の中で、これまでの経験を傘に着せず一緒に働くベン。
それまで歩んできた人生が全く異なる二人ですが、年齢や性別をこえて、心を通わせていく姿が目に焼きつきました。
昨年は、『ドリーム』という映画を「年末年始にオススメ映画」として紹介しました。
今作は、アメリカ人として初めて地球周回軌道を飛行した宇宙飛行士ジョン・グレンの功績を影で支えた、NASAの3人の黒人女性を描いた作品です。彼女らはひたむきに夢を追いつづけます。私の「心の一本」はアニメーション映画『魔女の宅急便』なのですが、葛藤しながらも前を向いて進み続ける主人公を描いた作品が好きなのかもしれません。
PINTSCOPEでは、『マイ・インターン』をダンサーのSeishiroさんが「喝入れの映画」として、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの吉野北人さんが「自分と向き合えるような映画」としてあげていただいています。
『マイ・インターン』は、あなたにどう響くでしょうか?
(大槻菜奈)