財界のトップが誘拐される事件が続発。東日電気社長の南条もその犠牲となった。東日電気会長の小日向は、娘婿でもある南条社長の救出を五千万で鳴海昌平に依頼する。この誘拐劇は、敵対する五洋コンツェルンが、政界の黒幕・足立精四郎を抱き込んで東日グループを壊滅しようとする陰謀であった。足立の右腕の愛人・杏子から、南条の居所を聞きだした鳴海は、単身救出に挑むが…。