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映画界・新エースのインスピレーション源は、名作日本映画にあり!?

『ミッドサマー』アリ・アスター監督×画家 ヒグチユウコ×デザイナー 大島依提亜

映画界・新エースのインスピレーション源は、名作日本映画にあり!?

映画を観ることで、今までにない体験をしたり、味わったことのない感情になったりすることがあります。新感覚を生み出すそれらの映画たちは、どのような発想やインスピレーションを得て、生み出されているのでしょうか。
初の長編ホラー映画『ヘレディタリー/継承』(2018年)で、映画界へ鮮烈にデビューしたアリ・アスター監督は、観た人を新しい恐怖体験へ導き、一躍有名になりました。前作の暗い雰囲気とうって変わり、終始明るい世界で進む物語を描いた最新作『ミッドサマー』(2020年2月21日公開)では、白夜の季節にあるスウェーデンを舞台に、そこで花や緑に囲まれて歌い踊る人々を描きました。今作でも観客はまた、予想外の恐怖に襲われ、忘れられない映画体験をすることになります。
そんな作品を世に次々と放つアスター監督は、世界中の映画に影響を受けているそうです。その中でも日本の名作映画は作品をつくる際、いつも脳裏にあると語ります。そこで、今回、アスター監督作品の大ファンであり、『ミッドサマー』の日本版アートポスターを手がけた二人のクリエイター、植物や動物のモチーフを中心とした独自の世界観が人気を博している画家のヒグチユウコさんと、数多くの映画ポスターやパンフレット、書籍の装丁、展覧会のデザインなどを手がけるデザイナーの大島依提亜さんと一緒に、アスター監督の頭の中を覗いてみることにしました。
アリ・アスター監督×画家 ヒグチユウコ×デザイナー 大島依提亜
左からヒグチユウコさん、アリ・アスター監督、大島依提亜さん
(ヒグチさんは今回、自ら持参したオウムのマスクで参加!)

アリ・アスター流、
「日本文化」変換方法

今作は「スウェーデンへ観光に来た、アメリカの学生たちが殺されていくホラー映画をつくってくれ」というプロデューサーの依頼から生まれたそうですね。そこで、アスター監督は北欧神話やスウェーデンの古い文化を研究し、800年以上昔のことを現代のものとして描くため、日本映画を参考にされたと伺いました。

アスター今回『ミッドサマー』をつくるにあたり、特に頭にあったのは今村昌平監督の作品です。その中でも特に『楢山節考(ならやまぶしこう)』(1983)はずっと脳裏にありました。

大島やはりそうだったんですね。あるシーンを観て「あっこれは…」ってなりました。

ヒグチまさか、アスター監督の作品に『楢山節考』を想起させるシーンが出てくるとは…!

民間伝承の「姥捨伝説」を題材とした、深沢七郎の小説が原作の映画ですね。1983年にカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した作品です。今村昌平監督以外に、同じ題材で木下惠介監督も映画化し、第19回ヴェネツィア国際映画祭に正式出品されています。

大島今回『ミッドサマー』を観て、人の死に際に対しての文化的なアプローチの方法や課題の多様性の受け入れ難さは意外と根深いなと感じたんです。それぞれの国や風土で、それらは変わってくるじゃないですか。例えば、「埋葬」だと土葬や火葬など方法の違いだけとってみても、ある文化では当たり前のことが、外部の人間から見ると、ものすごく奇異なもの、時に畏怖するものとして映る場合があると思うんです。

『ミッドサマー』では「姥捨崖」が登場します。また、『楢山節考』が描く「楢山参り」は、70歳を迎えた老人が、その家の長男などに担がれ、楢山という山に捨てられる「姥捨」のしきたりですね。

大島『楢山節考』などは特に顕著だと思うんですけど、日本映画を文化的な背景の違いを通して観た時、アスター監督はそれをどう捉えているのかなと。

アスター例えばアメリカでも、年老いた人へのアプローチは様々です。それは、国ごとだけでなく、家族によっても変わってくる。ただ、そうだとわかっていても、やはり日本特有のアプローチは、僕にとってすごく「異国のもの」として映るんですよね。だからこそ、僕はそれらを描いた日本映画に魅了されるんじゃないかなと思います。

日本特有、というと…?

アスター日本は、儀式やそのプロセスをすごく大切にする文化があるなと感じていて、そこに僕は心を動かされるんです。アメリカはそういうことへのこだわりが、日本よりは少ないと、僕は思うので。

確かに、日本では、例えば宗教に関わらず「お宮参り」「成人式」など、通過儀礼的なことが今でも残っています。

アスターまた、日本文化って「忍耐」をすごく重んじていますよね。僕はそれにちょっとロマンを感じてしまうんですよ…多分、それもアメリカにはないものだから…。まわりくどくなってきたので、ここら辺でやめておくけど…(笑)。

ヒグチ私も『ミッドサマー』を観て、“姥捨崖”でのシーンはある意味ロマンを感じました。生きているかぎり、人はみんな死に向かって進んでいくのだけど、「死」はそれぞれにおいて捉え方が変わってくるものでもあると思うんですよ。自ら命を絶つ事は、「死を自分で決める」というある種の「思想」という面もあると感じさせられるというか。

現在、「安楽死」は、まさに国ごとでその捉え方が変わり、議論されている「死」でもありますね。

大島アスター監督の作品を観て、どこかオリエンタルなものを感じていたんですけど、それは日本の文化がアスター監督のフィルターを通って逆輸入されたオリエンタリズムなのかもしれません。

アスターそのように感じ取ってくださって、すごく嬉しいです!

今作のヒグチさん、大島さんのお二人が手がけたポスターは、「日本限定はもったいない!」と大変話題になっていますね。SNSでは世界中のユーザーから「ほしい!」「かっこいい!」とコメントがあります。

ヒグチユウコさんが手がけた『ミッドサマー』ポスター

ヒグチ私は今回『ミッドサマー』を観て、やはり映画のアイコンにもなっているお花の存在感に圧倒されました。主人公・ダニーを含めたアメリカの学生5人が、スウェーデンの村に到着した際、まるで「こっちだよ」ってみんなを誘導するようにお花が動くんです。あと、クライマックスで、ダニーが纏うドレスのお花が呼吸しているように動いてましたよね。まるで、ディズニーアニメに登場するお花のようで、それぞれ意思を持っているように見えました。

私は以前からお花の中に“目がある”絵をよく描いていて、それを「眼花(めばな)ちゃん」と名付けているのですが、今回のポスターはその「眼花ちゃん」たちがダニーを見つめているという絵を描きました。

大島ヒグチさんの作品は、モチーフとなる生物に新たに別種の生命の付加価値をつけて、その中に気持ち悪さと可愛さを同居させるのが素晴らしいなと常々思っていたのですが、その意味でも『ミッドサマー』の世界観に本当にぴったりですよね。

ヒグチさんは、猫や少女、キノコ、花などの植物をモチーフに、可愛くもどこか不穏さを漂わせる独自の世界観をつくりあげていらっしゃいます。その独特な“怖さ”がアリ・アスター監督の作品の世界観に通じていますよね。大島さんは錚々たる映画のポスターやパンフレットなどを手がけていらっしゃいますが、デザインへ対するアプローチなど映画から学ばれることも多いと伺いました。

大島依提亜さんが手がけた『ミッドサマー』ポスター

大島デザインはもちろんですが、アスター監督の作品は、今回の花が呼吸するように動く演出などのように、音楽や照明、撮影以外の、物語上は直接関係しないような部分でも、思わぬところで創意工夫が施されている点は、本当に学びが多いです。例えば、「目つながり」でいうと、ダニーの恋人クリスチャンの目が、写真加工アプリを使ったようで、少し独特な雰囲気に見えました。

アスターあれは画面全体のカラー・コレクションを少々調整しているだけで、特に何もしてないんですよ。

大島ええ! 自分の脳内で映像が勝手に変な方向に補填されていたのか…。そっちのほうがある意味恐ろしい…。

あと、今作の冒頭、みんなが丘の上でまどろんでるシーンがあるじゃないですか。あのシーンがすごく気持ちいいというか、癒されて…映画を観ていて初めて緑浴してしまいました。まさか、この映画で癒されるとは思ってなかったので(笑)。

ヒグチ観終わった後ずっと言ってたよね。「解き放たれた!」って。

アスターそれは褒め言葉と受け取っていいのかな?

大島もちろん、もちろん(笑)。

アリ・アスター監督×画家 ヒグチユウコ×デザイナー 大島依提亜

日本のクリエイターたちが遺してきた、インスピレーションの源

先ほど、今作は『楢山節考』の影響があったとおっしゃっていましたが、アスター監督の長編映画デビュー作『ヘレディタリー/継承』(2018)も、日本映画の影響を受けているそうですね。

アスター日本映画からは本当に沢山のインスピレーションを受けているんです。『ヘレディタリー/継承』は、溝口健二監督の『雨月物語』(1953)、新藤兼人監督の『鬼婆』(1964)などを参考にしていました。

『鬼婆』は14世紀の日本の田舎を舞台とした、殺した侍から剥いだもので生計をたてる嫁姑を描いた作品、『雨月物語』は安土桃山時代の戦乱の世を舞台に、欲望にとらわれ、戦に巻き込まれていく家族を描いた作品ですね。前者は仏教説話を、後者は中国や日本の古典物語を再編した『雨月物語』の中の2編をもとに映画化されました。アスター監督の作品は、今村監督や新藤監督、溝口監督など、日本の名監督が日本の古典を題材とした映画に影響を受けていることが多いと。

アスター実は溝口監督の『山椒大夫』(1954)が今まで見た映画の中で一番好きなんです。僕は『ミッドサマー』をある種の寓話(おとぎ話)として捉えて作品づくりをしていたので、『山椒大夫』は制作中、意識していた作品の一つです。

『山椒大夫』も口承文学がもととなっています。平安時代を舞台に、人買いに騙され奴隷となった兄妹と、遊女となった母を描いた作品です。ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞し、ジャン=リュック・ゴダール監督やマーティン・スコセッシ監督など世界の名だたる監督が影響を受けていますね。溝口監督の他の作品、例えば『残菊物語』(1939)などはご覧になった事はありますか?

アリ・アスター監督

アスターもちろん! 大好きな映画の一つで、DVDも持ってます!

本当ですか! しかもDVDもお持ちとは!

アスター日本の名監督が日本の古典を題材とした映画という意味では、小林正樹監督の『怪談』(1965)も映画をつくる際、特に美術を手がける際に意識しているんです。小林監督がつくり出す世界観が素晴らしいので。

小泉八雲が日本各地に伝わる伝説、幽霊話を元に書いた『怪談』の中の「黒髪」「雪女」「耳無芳一の話」「茶碗の中」の4話を映画化した作品です。

ヒグチ私も今年制作しようとしている作品は、ちょうど日本の古典をルーツにしたものを考えているところなんです。先ほど監督が挙げていた『雨月物語』や、村野鐵太郎監督の『遠野物語』(1982)、映画以外だと『今昔物語』や小泉八雲の『怪談』などの怪奇文学。あとは、東北地方で信仰されている「オシラサマ」という神がいるのですが、その成立にまつわる『馬娘婚姻譚』という悲恋譚などが頭にあって。

ある農家の娘が、飼馬と恋仲になり、ついには夫婦になってしまったことで、娘の父親は怒り、馬を木に吊り下げ殺します。娘はそれを知り、すがりついて泣くと父はさらに怒り、馬の首をはねますが、娘がその首に飛び乗りそのまま空へ昇ってしまい、オシラサマとなったという話です。『遠野物語』(柳田国男が岩手県遠野地方に伝わる逸話、伝承などを記した物語)にも載っている物語ですね。

アリ・アスター監督×画家 ヒグチユウコ×デザイナー 大島依提亜

ヒグチ日本の古典は海外の方から見ると、ちょっと変わった、歪んだような話に感じるかもしれないんですけど、私はそういった物語に美しさを感じて、惹かれるんですよね。「オシラサマ」などはアスター監督がつくり出す世界観にピッタリだと思っていて…是非アスター監督に映画化してほしいです…!

大島ヒグチさんの作品は、最初、西洋的なものに影響されていたんだよね。それが今、日本的なものを取り入れ、作品へフィードバックしているというのは、アスター監督と似ている気がします。

アスターヒグチさんの作品はすごくゴシックな感じがしますよね。アメリカの絵本作家のエドワード・ゴーリーの空気も感じます。

エドワード・ゴーリーの作品は、モノクロで不気味な空気を感じさせる絵と、残酷でシュールな世界観が“怖くて美しい”と評され、大人にもファンが多い作家ですよね。

ヒグチゴシックな印象を受けるというのはよく言われます。

アスター日本の幽霊を描いた映画が持つ、特に60〜70年代に発表された作品の優美で気品のある映像に、やっと今、世界の映画が追いつかんとしているのではないかと思っています。当時の日本の映画監督や脚本家たちは、「美的にどう見えるか」という“美”に対するアプローチへ、アーティストとしてすごくシリアスに向き合っていると、作品を観て感じるんです。

これまでの話を聞くだけでも、アスター監督はかなりの日本映画をご覧になっていますよね。

アスター他にも『砂の女』(1964)や『利休』(1989)などの勅使河原宏監督の作品も、「ドリームロジック」、つまり現実の世界の論理とは別の、夢の世界で成立する論理を感じて好きです。また、撮影でブロッキング(立ち位置を決めたり、カメラをどう動かすのかを決めたり)する際、つまり画づくりに関しては、黒澤明監督の作品を思い浮かべますね。あとは…

どんどん出てきますね! アスター監督から、こんなにも沢山の日本映画の名前が出てくるとは思ってもみませんでした!!

アリ・アスター監督

アスター僕はもともとワールドシネマ全般が大好きなので、色んな国の作品を観ているんですよ。その中で日本の作品に触れる機会を得てからは、どんどん観るようになっていきました。日本の映画って、沢山のパイオニアがいるなと思っていて。

例えば戦争映画だと、センチメンタリズムを持たずに戦争を描くという意味で、市川崑監督の『野火』(1959)は先駆けだったと思うし、ひとつの物語を複数の視点から見せる手法という意味では、黒澤明監督の『羅生門』(1950)がそうだったんじゃないかと。

『野火』は原作者の大岡昇平のフィリピンでの戦争体験が元になっている作品で、2015年に塚本晋也監督も映画化しています。また、芥川龍之介の小説が原作の『羅生門』は、日本映画で初めてヴェネツィア国際映画賞金獅子賞とアカデミー賞名誉賞を受賞した事から、黒澤明監督が世界で評価されるきっかけとなった作品です。

アスターまた、僕は映画に限らず、日本の文学にもインスピレーションをもらっています。かつての日本のクリエイターたちがつくり出した独自の世界観が、数十年経った今、僕を含め世界中のクリエイターたちに影響を与えていると思います。

だから、そういう日本で、ヒグチさんと大島さんという二人のクリエイターが、それぞれの観点から『ミッドサマー』のポスターを手がけてくださったことは大変嬉しく思います。世界で最も美しいポスターですよね。

大島アスター監督の大ファンだったので、光栄です。

ヒグチ次の作品も楽しみにしています!

アリ・アスター監督×画家 ヒグチユウコ×デザイナー 大島依提亜
PROFILE
監督
アリ・アスター
Ari Aster
1986年、アメリカ・ニューヨーク生まれ。
アメリカン・フィルム・インスティチュートで美術修士号を取得。『The Strange Thing About the Johnsons』<未>(11)、『Munchausen』<未>(13)、『Basically』<未>(14)など、いくつかの短編を脚本・監督。
2018年の長編初監督作品『ヘレディタリー/継承』がサンダンス映画祭で上映されると、批評家から絶賛され、世界中の映画誌、映画サイトのベスト作品に選出された。同作はアリ・アスター監督がサターン賞新進監督賞を受賞したほか、ゴッサム賞、ブロードキャスト映画批評家協会賞、インディペンデント・スピリット・アワード、オンライン映画批評家協会賞など多数の映画賞にノミネートされ、主演のトニ・コレットは数々の主演女優賞を受賞した。
画家・絵本作家
ヒグチユウコ
Yuko Higuchi
画家・絵本作家。東京を中心に定期的に作品を発表。近作は『ヒグチユウコ画集 CIRCUS』(グラフィック社)。ほかにも、『せかいいちのねこ』『ギュスターヴくん』(白泉社)、『ヒグチユウコ作品集』『BABEL Higuchi Yuko Artworks』(グラフィック社)など、多数の著書を出版。現在国内の美術館にて巡回展開催中。
デザイナー
大島依提亜
Idea Oshima
映画のグラフィックを中心に、展覧会広報物、ブックデザインなどを手がける。最近の主な仕事に、映画『シング・ストリート 未来へのうた』『リアリティのダンス』『希望のかなた』『パターソン』『万引き家族』『サスペリア』『アメリカン・アニマルズ』『真実』『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』『ロマンスドール』、展覧会「谷川俊太郎展」「ムーミン展」、書籍「おたからサザエさん」「小箱/小川洋子」など。
INFORMATION
『ミッドサマー』
監督・脚本:アリ・アスター
出演:フローレンス・ピュー、ジャック・レイナー、ウィル・ポールター、ウィリアム・ジャクソン・ハーパー、ヴィルヘルム・ブロングレン、アーチ・マデクウィ、エローラ・トルキア、ビョルン・アンドレセン
2020年2月21日(金)より、TOHOシネマズ日比谷 他 全国ロードショー
提供:ファントム・フィルム/TCエンタテインメント
配給:ファントム・フィルム
映倫区分:R15+
公式Twitter: @midsommarjp
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5人の大学生たちが訪れたスウェーデンの奥地で、90年に一度の祝祭が始まる。白夜の太陽の 下、花は咲き乱れ、人々は陽気に歌い踊る…しかし、全ては悪夢の始まりだった。

長編デビュー作 『ヘレディタリー/継承』が世界中の映画サイト、映画誌で絶賛され、いまハリウッ ドの製作陣が“最も組みたいクリエイター”としてその動向に注目が集まっているアリ・アスター監督の最新作。自身の失恋体験を基に創作が始まり、スウェーデン出身のプロダクション・デザイナーと共同 で数年に渡るリサーチを重ねて、まだ誰も見たことがない奇妙な共同体を創造。独自の文字、何かを 暗示する壁画、そして沈むことがなくすべてを照らす太陽の光......観る者を圧倒する世界観で、人間の内面を容赦なく暴き出すドラマが描かれる。
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