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愛情の残酷さと、バカバカしさと。

瀬戸康史×城定秀夫監督 インタビュー

愛情の残酷さと、バカバカしさと。

愛は、喜びや幸せをもたらすだけではなく、苦しみや憎しみとなって私たちを困らせることもあります。それゆえ愛はもつれやすく、愛に翻弄されてしまう私たち。傷ついたとしても、また求めてしまうのは、「愛のかたち」がひとつではないからかもしれません。
瀬戸康史さんが主演を務めた、城定秀夫監督の最新作『愛なのに』(2022年2月25日公開)は、古本屋の店主と、店主に求婚する女子高生、店主の憧れの女性と影で不倫をするその夫など、一方通行の愛が交差し二転三転する先の読めないラブコメディ。ときに真っすぐで、ときに厄介な「愛のかたち」を描き出します。
「愛には、残酷さもバカバカしさもある」と話す瀬戸さんと城定監督。今作で描かれた恋愛模様を通して、一筋縄ではいかない「愛のかたち」について考えてみました。
映画『愛なのに』瀬戸康史×城定秀夫監督インタビュー

なんだか、わからないような、
愛のかたちのなさ

(取材部屋に左足にギプスをつけた城定監督が入ってくる)

瀬戸えっ!?

城定この間の現場でやっちゃって(笑)。

瀬戸何か落ちてきたんですか?

城定腰くらいの高さから飛び降りたら折れちゃって(笑)。

瀬戸あぁ痛そうです…大丈夫ですか?

城定ご心配ありがとうございます。本当に不注意はダメですね(笑)。(カメラマンに)ギプスも写りますか?……それなら、近くに松葉杖があった方がわかりやすいですよね(笑)。

そんなお気づかいまで、ありがとうございます(笑)。では今日はよろしくお願いいたします。

城定・瀬戸よろしくお願いします。

今作は、城定秀夫監督と今泉力哉監督が互いの脚本を提供し合い2本の映画を製作する「L/R15」という企画から生まれました。『愛なのに』は脚本を今泉監督が、もう1本の『猫は逃げた』(2022年3月18日公開)は城定監督が脚本を担当されています。

愛なのに
© 2021『愛なのに』フィルムパートナーズ
猫は逃げた
© 2021「猫は逃げた」フィルムパートナーズ

城定まず、主演を瀬戸さんに務めてもらえると聞いて、「うそでしょ!?」って驚きました(笑)。

今泉監督も「せ、瀬戸康史が出るの!?」と驚いたと上映イベントでおっしゃっていましたね。冴えない古本屋の店主・多田を瀬戸さんがどう演じるのかが楽しみだったと。

城定瀬戸さんは、やはり“かわいい”というイメージがあったので。『事故物件 恐い間取り』(2020)で、瀬戸さん演じる中井が線香をフウフウって吹く姿があったでしょ? あのシーンを観て、すごくかわいいなって思っていました。

瀬戸あはは(笑)。

城定でもその一方で、濱口竜介監督の『寝ても覚めても』(2018)の串橋耕介役をはじめ、瀬戸さんの本格的な俳優としての顔も知っていたから、もう決まったときは本当に嬉しくて。

瀬戸こちらこそ、ありがとうございます。

瀬戸さんと城定監督は、ご一緒されるのは今回が初めてだったんですよね。

瀬戸そうです。城定監督はすごく信頼のおける環境を現場に整えてくださったので、とても演じやすかったです。自分にとって初めてのベッドシーンがある作品でもあり、なおさらその環境がありがたかったんです。

この企画の「L/R15」とは、「R15+のラブストーリー」という意味も含まれており、本格的なベッドシーンも登場します。

瀬戸そのシーンの撮影の度に、城定監督と助監督の男性が体を張って目の前で見せてくださったんです。僕はそれにすごく男気を感じました。本当にプロだなと。

映画『愛なのに』瀬戸康史×城定秀夫監督インタビュー

瀬戸城定監督がここまでしてくださってるんだから、僕が恥ずかしがっている場合ではないと。それでエンジンがかかり、恥ずかしさが一気になくなりました。いい意味でのせられて。

城定ちょっと、そういう狙いもね(笑)。

瀬戸(笑)。

城定昔はよくそうやって自分で見せてたんですけど、今回久しぶりにやりました。瀬戸さんも初めてだし、カメラマンもベッドシーンを撮るのが初めてだと聞いて、実は僕もかなり緊張してたんです。それで初心に帰って、久しぶりにやろうかって。

城定監督は、Vシネマ・ピンク映画・劇場用映画などで100タイトルを超える作品を手がけ、監督デビュー作ではピンク大賞新人監督賞を、2016年から4年連続で作品賞を受賞されています。

城定でも、この映画はR15+指定とはいえ、撮り方は気をつけましたね。

瀬戸さんは「撮影中、監督が僕らやスタッフと他愛のない話をしてくれた」とコメントされていましたが、現場でお二人はどんな話をしながら、作品をつくられたのでしょうか。

城定演出の話はしましたが、役については話し合いませんでした。というのも、瀬戸さんは台本をすぐに理解してスッと役に入れる、ものすごくクレバーな役者でしたので。

主人公・多田のちょっと冴えないところをそのまま演じてもらうのか、少しかわいらしさも残すかは、すごく難しいところだったんですが、実際に演じてもらうとものすごくハマり役でヒゲも似合っていて。

©2021『愛なのに』フィルムパートナーズ

多田は、何度も求婚してくる高校生の岬(河合優実)と、密かに思いを寄せる一花(さとうほなみ)に振り回されます。「思い・思われること」について悩む姿が描かれていますね。

城定今作の中で、主人公の多田だけが唯一“まとも”な役で、その周りの登場人物はちょっと逸脱した行動をとる“変”な人。「巻き込まれコメディ」の形のような映画です。

猪突猛進で多田に“求婚”する岬を始め、その岬を思う同級生や束縛する親、妻を愛しながら不倫する夫…と「気持ちと行動」が過剰に繋がっていたり、切断されていたりする人たちが登場します。

瀬戸撮影中からずっと「高校生の岬は何で僕のことを好きなんだろう?」って思っていて、今も思ってる(笑)。多田のどこが好きなんだ? って。

映画『愛なのに』瀬戸康史×城定秀夫監督インタビュー

瀬戸でも、多田の優柔不断で気持ちがブレるところ、例えば岬に「結婚を受け入れるのは難しい」と言いながらも、まんざらではない様子とか、一花との関係で「これは不倫だ」とわかってるのに気持ちを抑えきれないとか、僕は絶対そういう行動には出ないけれど、理解できなくはないと思いましたね。

城定誰かを嫌いになったときは、「◯◯が嫌い」って嫌いなところを言えるんだけど、好きってそれが難しいですよね? 「好き」っていう思いがそこにあるから、好きなんだっていう。

だから、この映画では「好き」に理由を付けず、好きだから好きなんだ、くらいでいいと思ってるんです。そこで理由をひねり出しても、それって本当の理由なのかなって思うから。

瀬戸うんうん。そうですよね。

城定「好き」に答えを見つけようとしたら、映画ってあんまり面白くなくなってしまうのかなと僕は思うんです。恋愛の不思議さというか、人の気持ちのわからなさというか…。

瀬戸それこそ多田は、岬や一花に振り回されて「何やってるんだろう」「なんでこんなことしちゃってるんだろう」って、絶対に思ってたんじゃないかな。

恋愛では、自分の気持ちもわからなくなってしまうことがままあると。

城定なんだかわからないような「愛のかたちのなさ」を、この映画は描いているんじゃないですかね。

映画『愛なのに』瀬戸康史×城定秀夫監督インタビュー

めちゃくちゃ傷ついていたのに、
もう忘れてる

「愛のかたちのなさ」という話が出ましたが、今作では、結婚を前にした夫婦の愛や不倫関係の愛、片思いの愛や親の愛など、「かたちがない」からこその愛の模索が描かれていました。

城定普通は映画にしないような「人間の本当にダメなところ」もこの映画では描いていているんだけど、その「ダメな部分」を笑い飛ばすというよりは、「こういうことってあるよね」「自分たちも覚えがあるでしょ?」みたいに描きたかった。

一番極端な亮介(中島歩)の「ダメさ」、婚約しているのに自分の結婚式を担当するウェディングプランナーと男女の仲になってしまうというのも、覚えはなくても、まあ、気持ちはわかるって人はいるはずですよね(笑)。

私は今作を観て、欲望のままに生きる彼の言動に大笑いしながらも、「人間ってどこか抑えきれない欲望ってあるよな」と妙に納得してしまったのですが、カメラマンはその姿を受け入れることができず、すごく嫌だと言ってました(笑)。

城定あれは人間のクズですよね(笑)。

瀬戸(笑)。

城定でも、共感する人もいるでしょうね。

瀬戸自分は、これまでの恋愛と重ね合わせることはなかったけれど、人は多面的であるというか、複雑に色んな関係性が絡み合って一人の人間が出来上がっているんだなということを改めて思いました。

愛って「性愛」の側面もあるから、より関係がややこしくなったり、複雑になったりしますよね。

城定「愛」とか「好き」という気持ちは複雑で、性愛はそのどの部分を占めるんだろうって思いますよね。愛・セックスや男・女との対比をすることで、「好きってなんだろう?」ということは考えました。セックスの単純さに比べると、恋愛ってよくわからないものだなって。

映画『愛なのに』瀬戸康史×城定秀夫監督インタビュー

瀬戸その結果、いろんな「愛のかたち」があるなって思うわけですよね。

城定そう。みんな正直に生きているだけなのに、その組み合わせがうまくいかないせいで、関係性がめちゃくちゃになっていく。

だからこその面白さが恋愛には必ずあるし、今泉さんの脚本を読んで、そこも描ければこの映画は成功だと思いました。

瀬戸多田は、その周りにある様々な「愛のかたち」へ、変に気を使って生きてるんですよね。だから考えすぎて言動がまわりくどくなっちゃったりする。嫌なら嫌って言えばいいのにと思うこともありました。

映画『愛なのに』瀬戸康史×城定秀夫監督インタビュー

城定瀬戸さんは、多田を演じるにあたり色々悩んでましたよね。多田を取り巻く人たちは、自分のやりたいように生きている。そして、そういう人に多田は振り回されてしまう。

でも、人を好きになるって、人に迷惑をかけることなんじゃないでしょうか。

その結果、恋愛って傷を負ってしまうものでもあると。

瀬戸でも、意外とそういう傷ってすぐに忘れますよね。

城定わかる。みんな割と呑気ですよね。

瀬戸そのときはめちゃくちゃ傷ついていたのに「えっ、もう忘れてるの?」ってこともよくある(笑)。時間って偉大ですよね。自分を振り返っても、あまり覚えてないもん。

城定岬を好きだった正雄(丈太郎)も恋敵をぶん殴るほど好きだったのに、しれっと新しい彼女を作ったりしてたしね(笑)。

映画『愛なのに』瀬戸康史×城定秀夫監督インタビュー

城定恋愛ってそんなところもあるなって。そういう愛情の残酷さみたいなものと、バカバカしさみたいなものがこの映画で描ければいいなと思っていました。あんまり重くはしたくなくて。

瀬戸それすごくわかります。僕は、演じているときの方が重く捉えていたかもしれません。試写を観たら「あれ、意外と軽い」という印象を受けました。おそらく、それぞれの「愛のかたち」を客観的に見ることができたんでしょうね。

城定それはあるでしょうね。当事者以外からすれば、人が恋愛する姿はバカっぽい感じがするんだろうなって。

瀬戸そう! バカバカしい。

城定自分の恋愛でも、時が経ってから振り返ると「あれってバカバカしかったな」と感じることもありますよね。

映画『愛なのに』瀬戸康史×城定秀夫監督インタビュー

瀬戸康史、城定秀夫の「心の一本」の映画

では最後に「心の一本」の映画を伺いたいのですが、お二人の「これこそ、愛のかたちだ」と思った映画はありますか?

城定うーん、僕はそもそも恋愛映画が苦手で…瀬戸さんは?

瀬戸ぱっと思い浮かんだものは『I am Sam アイ・アム・サム』(2001)ですね。それと『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)。

城定なるほど。愛と言っても恋愛だけじゃないことに今気づきました(笑)。

瀬戸(笑)。

『I am Sam アイ・アム・サム』は、児童福祉局から、知的障害があるゆえに父親として養育能力がないと判断されてしまった主人公・サム(ショーン・ペン)が、最愛の娘・ルーシー(ダコタ・ファニング)を取り戻すため翻弄する親子愛を描いた作品です。

瀬戸この作品を観て、すごく泣いたんです。

城定わかる。俺も泣きましたよ。

瀬戸泣かない人なんていないのでは? って感じるほど心震える作品でした。

もう一本の『フォレスト・ガンプ/一期一会』は、主人公のフォレスト・ガンプ(トム・ハンクス)の愛と波乱に満ちた人生を描いた、ロバート・ゼメキス監督のヒューマンドラマです。

瀬戸以前、ドラマ『輪廻の雨』(フジテレビ)で自閉症を持つ青年の役を演じたことがあったので、どちらの作品も共感できる部分があるのかもしれません。周りの人たちの温かさや愛情を感じることで、主人公が変化していく。その姿を通して「欠けているところがあってもいい」と、勇気をもらえました。

『グレーテルのかまど』(NHK)で『フォレスト・ガンプ/一期一会』を取り上げたときにも観返しましたね。

瀬戸さんは、好きな映画を繰り返し観ることはありますか?

瀬戸『グラン・トリノ』(2008)は何度も観ています。一番観ている映画かも。

『グラン・トリノ』は堅物の老人が異人種の少年との出会いによって少しずつ友情が芽生え、それぞれの人生が変化していく人間ドラマで、クリント・イーストウッドが監督と主演を務めました。

瀬戸イーストウッド演じるコワルスキーが、少年との出会いによって変化していく、その二人の関係性も好きでした。僕もあの主人公みたいに若者をリスペクトできる人間でありたいと思います。

城定監督は、思わず泣いてしまった映画ってありますか?

城定最近のだと横浜聡子監督の『いとみち』(2021)かな。あとは沖田修一監督の『子供はわかってあげない』(2020)。

『いとみち』と『子供はわかってあげない』も、父と娘の関係が描かれている作品ですね。

城定僕、わりと映画で泣いちゃうんです。「愛を感じる」という意味では、ロベール・アンリコ監督の『冒険者たち』(1967)は好きな映画ですね。愛のもどかしさも感じる映画で。

『冒険者たち』は、アラン・ドロンが飛行クラブの教師役として主演を務めた青春群像劇です。

城定僕は本当にある時期から、「ザ・恋愛映画」が観られなくなってしまって。でも、恋愛映画において今泉監督は唯一、信用できる作家だなと思っているんです。日本映画を代表する「愛を描く作家」だと。

今泉監督はこれまで、『アイネクライネナハトムジーク』(2019)、『mellow メロウ』(2020)、『his』(2020)、『街の上で』(2019)など、たくさんの恋愛映画を手掛けられていますね。

城定特に『愛がなんだ』(2018)は現代の恋愛映画を語る上で重要な作品で、あの映画を観て「恋愛映画嫌いを克服しよう」と思いました。それくらい今泉監督の登場は僕にとって重要でしたね。

『愛がなんだ』は、仕事や友人を犠牲にしてまで好きになった男性を一途に追う女性を描いた、角田光代さん原作の映画です。

城定これをきっかけに、今泉作品を研究しました(笑)。その成果が『猫は逃げた』の脚本に反映されていると思います。

瀬戸僕も今泉監督の作品は好きです。それこそ「恋愛の美しい面」だけを描いていないですよね。僕は普段絵を描くのですが、恋愛って色でいうと赤やピンクだけはなく、黒や他の色が複雑に混じり合っているイメージがあります。今泉監督の作品は、空想や妄想の「愛のかたち」ではなく、そういう面も描いている。

城定確固たる自分の色を表現できる人だから、今回の「L/R15」でご一緒するなら、僕も今泉監督のような脚本を書いてみたいとも思ったんです。でも似たような映画ができてもしょうがないし…と。今泉さんの“らしさ”に比べて、自分の“らしさ”ってなんだろうって悩みました。

瀬戸すごく共感できます。僕も“らしさ”って何だろうって考えてきたので。 “らしさ”は、自分を表現する上で強い個性になる一方、あなたはこうでしょ、とフィルター越しに見られてしまう感覚もある。“らしさ”がジャマしてるのでは?と思うときもあるんです。

城定確かに、“らしさ”は自然と表れるもので、職人的に撮ってきた自分は、そういうことをあまり考えないのが “らしさ”なのかもしれません。

映画『愛なのに』瀬戸康史×城定秀夫監督インタビュー
INFORMATION
『愛なのに』
監督:城定秀夫
脚本:今泉力哉 城定秀夫
出演:瀬戸康史 さとうほなみ 河合優実 中島歩 向里祐香 丈太郎 毎熊克哉 オセロ(猫)
配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS
製作:2021『愛なのに』フィルムパートナーズ(東映ビデオ・レオーネ・SPOTTED PRODUCTIONS)

2022年2月25日(金)新宿武蔵野館ほか全国順次公開
Twitter: @Lr15Movie
© 2021『愛なのに』フィルムパートナーズ
古本屋の店主・多田(瀬戸康史)は、昔のバイト仲間、一花(さとうほなみ)のことが忘れられない。その古本屋には、女子高生・岬(河合優実)が通い、多田に一途に求婚してくる。一方、亮介(中島歩)と婚約中の一花。結婚式の準備に追われる彼女は、亮介とウェディングプランナーの美樹(向里祐香)が男女の関係になっていることを知らずにいて...。
『猫は逃げた』
監督:今泉力哉
脚本:城定秀夫
出演:山本奈衣瑠 毎熊克哉 手島実優 井之脇海 伊藤俊介(オズワルド) 中村久美 オセロ(猫)
配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS
製作:2021『猫は逃げた』フィルムパートナーズ(東映ビデオ・レオーネ・SPOTTED PRODUCTIONS)

2022年3月18日(金)新宿武蔵野館ほか全国順次公開
Twitter: @Lr15Movie
© 2021「猫は逃げた」フィルムパートナーズ
漫画家・町田亜子(山本奈衣瑠)と週刊誌記者の広重(毎熊克哉)は離婚間近の夫婦。広重は同僚の真実子(手島実優)と浮気中で、亜子は編集者の松山(井之脇海)と体の関係を持ち、夫婦関係は冷え切っていた。2人は飼い猫カンタをどちらが引き取るかで揉めていたが、その矢先、カンタが家からいなくなってしまい…。
PROFILE
俳優
瀬戸康史
Koji Seto
1988年5月18日生まれ。福岡県出身。'05年、俳優デビュー。近年の主な出演作品に、ドラマ「透明なゆりかご」(18)、NHK 連続テレビ小説「まんぷく」(18)、「デジタル・タトゥー」(19)、「私の家政夫ナギサさん」(20)、主演「男コピーライター、育休をとる。」(21)、映画「寝ても覚めても」(18/濱口⻯介)、「人間失格」(19/蜷川実花)、「事故物件 恐い間取り」(20/中田秀夫)、「劇場版 ルパンの娘」(21/武内英樹)、「コンフィデンスマン JP 英雄編」(22/田中亮)、舞台「陥没」(17)「ドクター・ホフマンのサナトリウム」(19/共に作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ)、ミュージカル「日本の歴史」(21/演出:三谷幸喜)、舞台「彼女を笑う人がいても」(21/演出:栗山⺠也)、などがある。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演決定、Amazonオリジナルドラマ「恋に落ちたおひとりさま」は3月18日より配信スタート。

衣装:ジャケット/¥46,200/EULLA/GOOD LOSER、シャツ/¥29,700/SHAREEF/Sian PR、その他スタイリスト私物
監督
城定秀夫
Hideo Jojo
1975年生まれ。東京都出身。武蔵野美術大学在学中から8mm映画を制作。同校卒業後、フリーの助監督として成人映画、Vシネマなどを中心にキャリアを積む。2003年『味見したい人妻たち(押入れ)』で映画監督デビューし、ピンク大賞新人監督賞を受賞。その後Vシネマ、ピンク映画、劇場用映画など100タイトルを超える作品を監督。2016、17、18、19年とピンク大賞において4年連続で作品賞を受賞した。近年の主な監督作に『性の劇薬』『アルプススタンドのはしの方』『女子高生に殺されたい』『ビリーバーズ』などがある。
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