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誰かの記憶に残る映画体験を通して、映画の新たな魅力を発信する番組「PINTSCOPEポッドキャスト」。
人間をうつしだす映画には、「生」に欠かせない「食べる」シーンが多く描かれています。思わず「食べてみたい!」と魅了されてしまった「食のシーン」が心に残っている人も多いのではないでしょうか?
今回は、最新作『川っぺりムコリッタ』が公開中の荻上直子監督と、PINTSCOPEでコラム「心においしい映画とスープ」を連載中のスープ作家・有賀薫さんをお迎えして、「食卓を囲んでの人と人の交流」や「食と映画」についてお話を伺いました。
食卓からはじまる人とのつながり
FEATURED FILM
『川っぺりムコリッタ』
山田(松山ケンイチ)は、北陸の小さな街で、小さな塩辛工場で働き口を見つけ、社長から紹介された「ハイツムコリッタ」という古い安アパートで暮らし始める。無一文に近い状態でやってきた山田のささやかな楽しみは、風呂上がりの良く冷えた牛乳と、炊き立ての白いごはん。ある日、隣の部屋の住人・島田(ムロツヨシ)が風呂を貸してほしいと上がり込んできた日から、山田の静かな日々は一変する。できるだけ人と関わらず、ひっそりと生きたいと思っていた山田だったが、夫を亡くした大家の南(満島ひかり)、息子と二人暮らしで墓石を販売する溝口(吉岡秀隆)といった、ハイツムコリッタの住人たちと関わりを持ってしまい…。図々しいけど、温かいアパートの住人たちに囲まれて、山田の心は少しずつほぐされていく―。
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