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映画の言葉『おとなの恋の測り方』のセリフより

「人がどう思うかは関係ない。誰を愛するかは私が決める。私の人生よ」

映画の中の何気ない台詞が、
あなたにとっての特別な“言葉”となり、
世界を広げ、人生をちょっと豊かにしてくれるかもしれない。
そんな、映画の中の言葉を紹介します。

人がどう思うかは関係ない。
誰を愛するかは私が決める。
私の人生よ

By ディアーヌ

『おとなの恋の測り方』より

「普通の人生を送ることができればそれでいい」と思っている人は多いはず。でも、“普通”って何ですか?

離婚三年目の敏腕弁護士ディアーヌ(ヴィルジニー・エフィラ)の前に現れたのは、知性・ユーモア・財力・思いやりを備えた身長136㎝の男性でした。彼以上の人などいないとわかっているし、どうしようもなく惹かれていながらも、ディアーヌは彼との交際を公にすることに躊躇します。

2人の間に立ちはだかる障害は、彼の低身長ではなく、ディアーヌが心の中に勝手に作った“普通”のイメージ。自分たちは“普通の”カップルじゃないと思い込んでいるから、彼女は他人の視線が気になってしまうのです。でも実際、ディアーヌ以外の誰が気にしているというのでしょう? 仮に誰かが気にしていたとして、それが何だというのでしょう? どこにも実態がないそんな空虚な概念に囚われて、本当に大切な人を失ってしまうなんて、バカみたいだと思いませんか?そのことにやっと気づいたディアーヌが口にしたのが、この言葉です。

私が生きているのは、他の誰のものでもない私だけの人生。心の中にある偏見や思い込みに邪魔されている場合ではありません。そんなものはさっさと追い出して、大事なものを掴まなければ! ありもしない“普通”に惑わされそうになったら、私もこう呟こうと思います。「私が決める。私の人生よ」

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FEATURED FILM
おとなの恋の測り方[DVD]
監督:ローラン・ティラール
脚本:ローラン・ティラール、グレゴワール・ヴィニュロン
出演者:ジャン・デュジャルダン、ヴィルジニー・エフィラ
©2016 - VVZ PRODUCTION – GAUMONT - M6 FILM
敏腕弁護士ディアーヌは仕事のパートナーで、3年前に離婚した元夫とオフィスで会うたび喧嘩ばかり。ある日、アレクサンドルという男性から彼女の携帯を拾ったとの電話をうける。知的でユーモラスな話に魅かれたディアーヌは、彼と会うことに。ドレスアップし、期待に胸を膨らませた彼女の前に現れたのは、自分よりもずっと身長の低い男性だった。落胆する彼女だったが、茶目っ気たっぷりのアレクサンドルにいつのまにか魅了されていく。リッチで知的で才能あふれる建築家の彼とデートを重ね、惹かれていくディアーヌ。ただ、どうしても身長差が気になってしまう。果たしてこの恋の行方は…?
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