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映画の言葉『弱虫ペダル』小野田坂道のセリフより

「誰かと走るって、楽しい!」

©2020映画「弱虫ペダル」製作委員会 ©渡辺航(秋田書店)2008
映画の中の何気ない台詞が、
あなたにとっての特別な“言葉”となり、
世界を広げ、人生をちょっと豊かにしてくれるかもしれない。
そんな、映画の中の言葉を紹介します。

誰かと走るって、楽しい!

By 小野田坂道

『弱虫ペダル』より

誰かのために“全力を”尽くす喜びを、知っていますか?

高校に入学した『弱虫ペダル』の主人公・小野田坂道(永瀬廉)は、友だちがいないアニメ好きの少年。運動部など念頭にもありませんでしたが、彼がママチャリで毎日長い坂を上っていることを知った同級生から、自転車勝負を挑まれます。とある見返りのために軽い気持ちで挑戦を受けた坂道でしたが、必死で走るうちに生まれて初めての感覚を覚え、自転車競技部に入ることを決めるのです。

「誰かと走るって、楽しい!」

これこそが、坂道が自転車競技部に入った理由でした。ずっと1人だった坂道は、初めて誰かと頑張る喜びを知ったのです。自転車競技はチームワークが重要なスポーツ。クライマー、オールラウンダー、スプリンターと役割があり、それぞれが自分の役割に全力を尽くして苦しい時は助け合うことで勝利を目指します。「One for all, All for one」大切な人ができたとき、「その人の力になりたい」という想いは、大きな原動力になります。そのため、自分の思っていなかった可能性を引き出すきっかけにもなるのです。

坂道は、誰かのために全力を尽くす喜びに夢中になっていきました。1人ではくじけてしまったとしても、仲間のためならば立ち上がれます。仲間を信じ、仲間に信じてもらっているから必死になれます。もちろんそれは、スポーツに限ったことではありません。

キラキラした瞳で仲間のために走り続ける坂道の姿は、改めて「誰かと共に生きる喜び」を教えてくれた気がしました。

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映画で「青春」をもっと味わう!
BACK NUMBER
FEATURED FILM
主演:永瀬 廉(King & Prince)
出演:伊藤健太郎、橋本環奈、坂東龍汰、栁俊太郎、菅原健、井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズJr.)・竜星涼 / 皆川猿時

原作:渡辺 航『弱虫ペダル』(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
監督:三木康一郎
脚本:板谷里乃・三木康一郎
主題歌:King & Prince「Key of Heart」(Johnnys’ Universe)
配給:松竹
2020年8月14日(金)全国公開
©2020映画「弱虫ペダル」製作委員会 ©渡辺航(秋田書店)2008
大人気スポーツ青春漫画
初の実写映画化! ! !

千葉から秋葉原にママチャリで通う、運動が苦手で友達がいない高校生・小野田坂道(永瀬廉)。
念願のアニメ研究部に入ろうとしたが、休部を知りショックを受ける。
そんな時、坂道の自転車の走りを見た同級生の今泉俊輔(伊藤健太郎)からレースの勝負を申し込まれる。自転車で走る楽しさを初めて感じた坂道は、秋葉原で出会った同級生・鳴子章吉(坂東龍汰)に誘われて自転車競技部に入部する。マネージャーの寒咲幹(橋本環奈)や部長の金城真護(竜星涼)、巻島裕介(栁俊太郎)、田所迅(菅原健)ら尊敬できる先輩たちとの出会いによって、自転車選手としての思わぬ才能を発揮する坂道。そして迎えた県大会。レギュラーメンバーに選ばれた坂道は、初めて出来た「仲間」とともに、インターハイ出場を懸けたレースに挑む。
PROFILE
映画・演劇ライター
八巻綾
Aya Yamaki
映画・演劇ライター。テレビ局にてミュージカル『フル・モンティ』や展覧会『ティム・バートン展』など、舞台・展覧会を中心としたイベントプロデューサーとして勤務した後、退職して関西に移住。八巻綾またはumisodachiの名前で映画・演劇レビューを中心にライター活動を開始。WEBサイト『めがね新聞』にてコラム【めがねと映画と舞台と】を連載中。
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