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忙しない毎日の中で、「映画を観る時間」をどんな風に取り入れていますか?
2023年12月1日(日)
13:30 起床
大寝坊。なんだこの時間。
しかしまだ今日を巻き返せる。”モルカー”を観るのだから。
今日は公開を心待ちにしていた映画『PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX』を観にいくと決めていた。
言い訳だが、一緒に観にいく予定だったミホさんが行けなくなり、1人でいくことになったため「午前中に行こ」ぐらいの感じで寝たらこの起床時間になった。いま間に合う一番早い回を観るため、TOHOシネマズ日比谷に猛スピードで向かう。
14:29 TOHOシネマズ日比谷到着
私はTOHOシネマズに売っているシネマイクポップコーンの北海道バターしょうゆ味が大好きだ。絶対に買うし、なんならポップコーンだけ買いに行ったこともあるぐらいファンなのだが、到着がギリギリになってしまったため買わないという選択をしてシアターにイン。
しかし席に着いたらまだ予告が始まっていなかったので「実は買えたんじゃないか…」という点について考え込んでいた。客層が子ども連れのファミリーが多いからか「鑑賞マナーアニメーション」の「前の座席を蹴らない!」のところでも笑いが起こっていて、楽しかった。
15:30 映画終了、移動
『PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX』はとても素晴らしかった。ストップモーションの原作を、CGならではの新解釈を入れて、ダイナミックなカメラワーク。モルカーのコンセプトは大事にしつつも映画として見応えのあるストーリー。
というかモルカーの物語にとって、とても本質的な問いを映画でやってくれたという感じで、私はかなりグッときた。エンディングにもある仕掛けがあり、号泣してしまった。ひとまずグッズを爆買いする。(買ったもの:パンフレット、クリアファイル、ポーチ、巾着ポーチ、ぬいぐるみキーホルダー、マグネット、コースター、クリアしおりなど)
私が最も好きなキャラクターは主人公のポテトだが、今回の映画の軸となるキャラクター「AIモルカー」も造形が素晴らしく、おもわず色々買ってしまう。なお、入場特典のマスコットも手に入り、ほほえむ。
16:00 友人と合流
今日は、仕事仲間の友人と、夕方からメガネを買いに行き、その後作業する約束をしている。買ったグッズを友人に見せ、「お、おお。」と言われる。
17:00 メガネを買う
いつも使っているメガネを無くしてしまったため、急遽買いに行かねば、となった。
これはメガネを買うため、検査をしている私。そして買った。
19:00 カフェで作業スタート
12月6日公開の短編アニメーション『パンの赤ちゃん』(初監督作品)が制作の最終局面を迎えており、追い込みの作業。といっても、本編のアニメーションはすでに完成しており、宣伝周りの細かなテキストや画像のイメージ、メイキング素材のイメージを作っていく。
企画やシナリオ、絵コンテなどの私の構想を元に、可愛らしくて楽しいハイテンポのCG作品にするために、CGアニメーターの皆さんが心血を注いでくださった。初監督ではあるが、映像の企画はCMの仕事でやっているので、自分なりのこだわりやイメージがあり、それをアニメーターさんに共有しながら、ディスカッションしていく場面が多かった。ご迷惑をおかけしてしまったが、大変ながらも楽しい工程であった。
素晴らしい技術が詰まったこの作品を、多くの人にみてもらうために、話題作りや、仕掛けを考えていく。
本日観た映画の「モルカー」は、放送時、私にとっての「生きがい」コンテンツだった。
テレビ東京で毎週火曜日7:30に放送していたころは、1週間、ただモルカーが楽しみで楽しみで、朝弱いにもかかわらず、火曜の7:30に絶対に目が覚めた。こんなに熱中できたのは、制作スタッフの皆さんが愛情を持って細部まで作り込んでいらっしゃったからだと思う。
自分は初心者の監督だが、自分にとってのモルカーのように、どこかの誰かがこの作品を楽しみに思い、好きになってくれますようにと願いながら、パンたちのことを考えている。
一緒に作業しているのは、『パンの赤ちゃん』で泥棒の声優を務めてくれた友人・岩崎である。泥棒に顔も似ているが声もイメージ通りのため、オファーした。普段はCMディレクターをしているためコンテの作業などが膨大にあるそうで、よく作業を共にする仕事仲間である。無言でひたすら5時間(カフェが閉まるまで)ぶっ通しの作業をする。時々、「泥棒としてどう思う?」と、意見を聞いたりする。
24:00 カフェが閉店し、解散。
寒いので走って家に帰る。今日買ったメガネの調子がよく、道がバキバキに見える。
27:00 就寝
メガネの度数を上げたら、家の床にホコリがこんなにあったのかという発見があった。掃除していたらこんな時間。モルカーのパンフを読み、就寝。