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漫画「ときめき一杯 映画デート」9杯目

みなみかわさん(お笑い芸人)の映画デート
『愛の渦』

デートの定番といえば「映画デート」。多くの人が経験しているからこそ、その周辺には様々な物語があるはず。みんなの映画デート体験について、「映画」と「恋愛」と「白米(!?)」に目がない漫画家・日向山葵さんと担当編集が突撃インタビューするルポ・エッセイ漫画です。今回は松竹芸能の“異端児”、お笑い芸人のみなみかわさんのデートをご紹介します!
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FEATURED FILM
原作・脚本・監督:三浦大輔
出演:池松壮亮、門脇麦、新井浩文、滝藤賢一、三津谷葉子 、中村映里子、駒木根隆介 、赤澤セリ、柄本時生 、信江勇、窪塚洋介、田中哲司
閑静な住宅街にあるマンションの一室。バスタオル1枚で気まずそうに思い思いの場所に座っている男女8人。終始俯いている暗いニートの男、茶髪のフリーター、真面目そうなサラリーマン、工場勤務の太った男、メガネの女子大生、気の強そうな保育士、可愛らしい今どきのOL、大量のピアスを付け、痩せぎすの女。社会では友達関係にはなり得ない、バラバラな風貌だ。ここは「セックスがしたくてたまらない人たちが集まる」店。行為に及ぶまで、ぎこちないやり取りがあるが、一度してしまえば、欲望は気持ちいいほど剥き出しになっていく。しかし同時に、「やりたい相手」と「やりたくない相手」、それにともなう駆け引きや嫉妬など、それぞれの本音も露わになっていく。そんな中、ニートは女子大生に特別な感情を持ち始める。ぶつかり合う心と体、真夜中に途中参加してくるおかしなカップル、欲望渦巻く一晩は一体どこへ向かうのか―
PROFILE
お笑い芸人
みなみかわ
Minamikawa
1982年生まれ、大阪府出身。2005年、ピーマンズスタンダードを結成。呼吸法を駆使するロシア武術・システマの使い手として、何をされても「痛くない」ネタでブレイク。2019年、コンビを解散してピン芸人となる。『あらびき団』(TBS)、『ゴッドタン』(テレビ東京)をはじめバラエティ番組に多数出演。大の映画好きとしても知られる。
イラストレーター・漫画家
日向山葵
Wasabi Hinata
1991年生まれ、東京都出身。多摩美術大学絵画学科版画専攻卒。2年半の会社員生活の後、2018年よりフリーランスとして制作活動をスタート。独特な曲線で描かれる人物イラストからタイポグラフィーまで、その作品はシンプルながらもポップで親しみやすい。近年ではシャムキャッツやTHE FULL TEENZ、1983など、バンドのグッズやジャケットも手がける。2020年にはGINZA WEBにて短期連載漫画『パーフェクトシンドローム』が公開された。
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